財布ショルダー(イタリア製ヌメ牛革　ワックス加工　グレー色)

長財布をショルダーバッグにして欲しいというご要望から生まれた貴重品のみを収めて出掛けたい時にぴったりのアイテムです。
前胴に２段、後胴に６段の合計８枚のカード入れがついておりまして、財布内には、中仕切りと貼ポケットがついており、通帳やハンコ等も収まるサイズ感です。
背面のポケットに、スマートフォンがケースごと収まるようにというご要望から、財布自体の大きさが徐々に変化しておりまして、今現在は恐らくどの会社のスマホも収まるのでは無いかと思います。

ほぼ鞄といったサイズ感ですので、その重さと強度的にも耐える様に、ショルダーベルトには、ピットヌメ（タンニン槽に浸けている時間が長いヌメ革）のヌメ牛厚革を使用しています。
ショルダーベルト革は1㎝と細幅ですが、4㎜の厚みが有りますので、しっかりと本体を支えてくれます。最初はやや硬さもありますが、徐々に馴染んで良い感じでしなってくれますので、身体へのあたりも優しくなります。
裏面に柔らかな鹿革を貼り込んだ長めの肩当てが、かなり肩への負担を軽くしてくれます。

今回、財布本体で使用した革は、イタリア製ヌメ牛革です。
こちらは、ワックス、いわゆる蠟引きタイプの革なので、全体に白っぽくやや紗が掛かっている様に見えます。しかも色は珍しいグレー色です。
珍しいグレー色なのですが、ヌメ革の特徴として、使い込む程に茶色に変化していくのです。ですから、グレー色をキープしたいという方には、お勧めは出来ません。
ただ、グレーから茶色に代わっていく過程が、とても格好良いのです。
そして、今回の財布には、サイドマチ生地に、骨董素材の酒袋生地をあてました。
綿素材のがっちりした生地に経年した渋成分が入っていて恰好良く、この革にとても合ってくれています。
かつて、骨董市で購入した酒袋生地も、残りわずかとなりました。とても貴重な物ですので、革との経年変化を一緒にじっくり楽しんで頂ければと思います。
内装生地の中仕切り、貼ポケット生地も、骨董素材の着物の袋帯生地で、柄がとても素敵なんです。プリントでは無く、正絹素材の織りでこの素敵な柄が出ております。
これも是非、楽しんで頂きたい素材です。
全体に男女年齢問わずにお使い頂ける素材の組み合わせにしております。

■素材　
・表革(胴・フタ・サイドマチ・カード入れ・肩あて革)（グレー色）
　　　イタリア製ヌメ牛革（ワックス加工）
・ショルダーベルト革　日本製ピットヌメ牛厚革（チョコ色）
・肩あて裏革　日本製ヌメ鹿革（チョコ色）
・内装　グランジ64クロス　綿60％ナイロン40％生地の塩縮加工　本体（パープル色）　ファスナーポケット（グリーン色）　
・サイドマチ生地　酒袋生地（日本の骨董素材）綿100％
・内装貼りポケット&中仕切り生地
　　　日本の骨董素材　袋帯素材(織りによる柄)　絹100%
・ファスナー内生地　グランジ64クロス　綿60％ナイロン40％生地塩縮加工
・ファスナー　　朝日ファスナー製金属ファスナー
■重さ　約490ｇ（本体370ｇ　ショルダーベルト120ｇ）
■財布本体　　ヨコ23㎝（底部分）　タテ13㎝　厚み5㎝
■ファスナー開き口　口元20㎝　背面21㎝
■ショルダーベルト長さ　幅1㎝×90㎝～130㎝まで調整可能です。
■ショルダーベルト肩当　幅2.8㎝×長さ40㎝